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ごあいさつ

令和6年年頭の会長ごあいさつ

 令和6年の新春を迎え、謹んで年頭の御挨拶を申し上げます。

 旧年中は、会員の皆様には当連合会の事業運営につきまして格別の御支援、御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

 また、各消防本部並びに危険物取扱関係の皆様方におかれましては、平素から危険物施設の保安管理や危険物に関わる安全思想の普及に御尽力をいただいておりますことに対しまして、心から感謝と敬意を表する次第でございます。

 さて、新型コロナウイルス感染症が昨年5月に感染症法の五類に位置付けられて以降、社会経済活動は徐々に元の動きを取り戻し、4年ぶりに人流、物流ともに従前の水準に戻ったかのような感がございます。

 一方、デジタル化の進展とも相まって各種講習のオンライン化が進められ、当連合会でも令和4年度から危険物取扱者法定講習にオンラインでの講習を導入いたしましたが、今年度は全受講者の半数を超える方がオンライン講習を選択されております。

 私たちが取り扱う危険物は、日々の経済活動に欠かせないものですが、今なお全国的には危険物施設の事故は高止まりの状況にあり、その主な発生原因が、維持管理不十分といった人的要因や施設の腐食疲労等劣化といった物的要因でありますことから、事故の未然防止には、事業所における保安体制を確立し、日頃から危険物の保安に対する意識の高揚を図るとともに定期点検及び日常点検を着実に行うなど、保安教育の充実が極めて重要であります。

 今後、安全性や効率性を更に高めるために、IoTやAIなどを活用した新技術も導入されるものとは思いますが、危険物保安を取り巻く環境がどのように変化しようとも、最後は安全教育の徹底や人材の育成など、「人づくり」に尽きるのではないかと考えております。

 こうしたことから、当連合会では、危険物取扱者を対象とした法定講習を毎年県から受託し、法令改正や火災予防等に関する最新の情報を提供するとともに、保安監督者技術講習会の開催や会報等による広報などにより、危険物取扱者の資質向上や危険物施設の保安管理の充実強化に取り組んでいるところでございますが、今年度も引き続き地区協会や消防関係の方々のお力添えをいただきながら、様々な事業を通じて危険物に係る安全思想の普及、啓発を推進し、事故防止に努めてまいりますので、皆様方の更なる御支援、御協力をお願い申し上げます。

 結びに、令和6年の輝かしい新春を迎えられました会員の皆様方の御繁栄と御健勝を心より祈念いたしまして、年頭の御挨拶とさせていただきます。

愛媛県危険物安全協会連合会長 藤村泰雄
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