ごあいさつ
令和7年年頭の会長ごあいさつ
令和7年の新春を迎え、謹んで年頭の御挨拶を申し上げます。
旧年中は、会員の皆様には当連合会の事業運営につきまして格別の御支援、御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
また、各消防本部並びに危険物取扱関係の皆様方におかれましては、平素から危険物施設の保安管理や危険物に関わる安全思想の普及に多大なる御尽力をいただいておりますことに対しまして、心から感謝と敬意を表する次第でございます。
さて、私たちが取り扱う危険物は、日々の快適な生活や経済活動に欠かせないものではありますが、近年の状況を見ますと、危険物施設の減少にも関わらず火災や流出などの事故発生件数は、令和5年には過去最多となっております。
その主な発生原因としましては、従前から操作確認不十分、維持管理不十分といった人的要因や腐食疲労等劣化といった物的要因があげられておりまして、人手不足、人材不足が深刻化している昨今ではありますが、事故の未然防止のためには、事業所における保安体制を確立し、日頃から危険物の保安に対する意識の高揚を図るとともに定期点検及び日常点検などを着実に行うことが極めて重要と考えております。
こうしたことから、当連合会では毎年、危険物取扱者免状取得を目指すための試験準備講習会や危険物施設の保安監督者等を対象とした技術講習会などの各種事業に取り組んでいるところですが、中でも愛媛県から受託し危険物取扱者を対象に開催する法定講習では、危険物保安に関する法令改正の内容や危険物の性質、火災予防等に関する最新の知識・情報を提供することにより、危険物取扱者の資質向上や危険物施設の保安管理の充実強化に大きな役割を果たしているものと考えています。
当連合会といたしましては、引き続き地区協会や消防関係の方々のお力添えをいただきながら、様々な事業を通じて危険物に係る安全思想の普及・啓発を推進し、事故防止に努めてまいりますので、皆様方の更なる御支援、御協力をお願い申し上げます。
結びに、令和7年の輝かしい新春を迎えられました会員の皆様方の御繁栄と御健勝を心より祈念いたしまして、年頭の御挨拶とさせていただきます。